vegenews

野菜・農業ニュース

万太郎ことベジネット社長が、野菜・農業に関する最近のニュースに一言物申す!

GAP

19

JGAP 7月より消費者向け表示開始

 NPO法人である日本GAP協会は、7月1日よりJGAP認証の消費者向け表示を開始するとのこと。

2010y04m19d_104546832
  (画像は、JGAPのサイトより)


 以前よりGAPについては書いてきた。これまでは認証制度があっただけで、その畑から出荷された商品かどうかを小売り時点で消費者が識別するのは必ずしも簡単ではなかった。

 今回このマークの表示がスタートし、消費者がその商品に対して安全と安心の指標として認識するようになれば、消費者の選択を得られやすくもなるだろう。またそれにより生産者側のGAPに対する取り組みもさらに促進されるだろう。

 ちなみに、2010年3月現在でJGAP認証農場は、902農場。現在、日本GAP協会は、グローバルGAP(2007年9月 ユーレップGAPから改称)との相互認証を取得している。

 日本GAP協会の理事には、生産者だけでなく、三菱商事アグリサービス、ダイエー、日本生協連合会、イトーヨーカ堂、イオンなどの大手の流通事業者も参加しており、国も含めてますます普及活動が推進されていくであろう。

 後は、このマークを偽造したり、不正認証をしたり、不正申請をしたりの事件や事故が起こらないで、正当な評価基準として広まっていくことを祈るものである。
19

GAP(良い農業の実践)

再び、三たびになるかもしれないがGAPの話

全国各地の生産者でGAPの導入が始まっている。
まあ、GAP導入はコスト(手間や時間やお金)がかかるので、誰でも彼でもできるという訳ではない。

ある程度大きな資本で大規模に組織的に運営している農家(農業生産法人など)か、逆にすごく小規模に農業をやっている農家でないと思い切ってGAPの世界に飛び込めないかもしれないと思う。

では、農作業において具体的にどういう工程管理をすればいいのか。

例えば、
・農薬の使用実績や使用計画をいつでもすぐ閲覧できる。
・農薬の在庫台帳がある。
・農薬は鍵がかかった保管庫に入っている。
・畑で手が洗えるし、トイレもある。
・病気や怪我をしている人は作業しない。
・ビニールの手袋をして作業する。
・作業員の検便を毎月行っている。
・異物混入の危険を回避するために、畑での飲食や喫煙はしない。
・照明器具はカバーをつけ破損時のガラスの飛び散りを防ぐ。
・段ボールの保管は地面から放し、シートなどで覆って土ほこりを防ぐ。
・収穫用のコンテナの洗浄と毎日する。
・収穫様コンテナは直接地面に置かない。

などなど、畑だけではなく、選果場や加工場、さらには流通過程にもチェック項目は及んでいく。やりだしたら切りがない。
ひとつひとつは簡単なことかもしれないが、システムとしてこういう項目を実行し、チェックし、管理していくことは相当な手間がかかる。

しかし、消費者の食に対する安全意識の高まり、そしてそれを先取りした一部の業者が安全を差別化して自社の優位性を訴える広告戦略を展開することにより、今後GAPを導入する生産流通企業は増えていくことになるだろう。

さらにGAPを導入していない組織は、大手の実需者との取引ができないという現実はすぐそこまで迫って来ていると思う。

そもそもこのGAPはヨーロッパで生まれた考え方とシステムだった。
そしてその後、JGAP(日本GAP)が始まったのだが、ようやく最近になってJGAPがユーロGAP(ヨーロッパのGAP)と同等なレベルまで管理されいてると認められることになった。

こうなればますます日本におけるGAP導入にも拍車がかかるだろう。ヨーロッパのスーパーマーケットなどではGAPを導入していない生産者の作物は販売しないという厳しいシステムも導入しているようだ。

ボーっとしていたら、取り残される。
売れる商品は、コストがかかるという認識、そして、コストをかけた商品が売れるという認識をもつ必要がある。

そのためにも実作業は徹底的にコストダウンしてGAPの様な付加価値としてのコストを吸収できる原価計算をしておく必要がある時期がきているということだろう。
6

適正農業規範(GAP)

いま話題の「GAP」ってご存知ですか?
アメリカの洋服ブランドのギャップではありませんよ。

農産物は生産段階において、病原微生物、重金属汚染、残留農薬、カビ毒、異物混入などの危害が生じる可能性があります。これらの危害要因を分析して、栽培から収穫までの工程だけでなく、洗浄・選果・保管・出荷・輸送にいたるまでの各段階で対策を講じ、管理する方法をとりまとめたものが、GAP(Good Agricultural Practice)といわれる適正農業規範という考え方です。

2004年度からは、農林水産省が「生鮮農産物安全性確保対策事業」をスタートしており、GAPの導入が推進されています。
最近になって日本国内のスーパーなどの流通業者も大手を中心にGAPに準拠した独自のマニュアルを作成し食の安全に取り組んでいます。イオングループの取り組みなどが有名です。

具体的には、生産現場での適正農業規範の核となっているのが、
1.病原微生物を進入させない
2.付着させない
3.増やさない
4.管理記録を残す
の4点です。
例えば、畑に家畜の糞尿が雨水などを通じて流入しないことを確認したり、十分に醗酵して病原微生物が死滅した堆肥を用いるようにしたり、使用する水に病原微生物が混入しないようにしたりします。もちろん、長靴や作業着などの衛生管理も大切です。

流通現場でのポイントは、
1.衛生的な取扱い
2.温度管理
3.迅速な取扱い
の3点です。
荷受時の鮮度や品質をチェックしたり、温度を管理したり、包装資材を衛生的に管理すること、ねずみ、鳥類、昆虫類の対策などを行います。販売店では調理時の衛生管理や清掃などにも注意が必要です。

農薬のポジティブリスト制もそうでが、食品の安全性が重要視されるようになると、生産者も流通業者も大変になりますね。しかし、食の安全は非常に重要なこと。それを受け入れて対応できる生産者・業者が生き残れるのですね。
ブログ内検索
月別
このブログについて

万太郎こと(株)ベジネットの社長が、野菜・農業に関する最近のニュースからピックアップして一言物申す!
最新記事